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移住

2025.12.16

【移住セミナーアーカイブ】「“移住ランキング”上位、小田原って実際どう? - 住み心地のリアルを移住者が語ります -」

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令和7年11月9日に、移住セミナー「“移住ランキング”上位、小田原って実際どう? - 住み心地のリアルを移住者が語ります -」を開催しました。
今回のセミナーは小田原への移住を検討している方に向けて、テレビ番組「移住すべきまちランキング」で上位になった小田原のランキングだけでは伝わらない”暮らし”のリアルを知ることのできる貴重なイベントになりました。

「どうして小田原を移住先に選んだの?」 
「実際小田原で暮らしてみてどんな暮らしができているの?」

他の地域への移住も考えているけど小田原と比較検討したい!そんな方の検討材料にもなるように本記事では、ゲストスピーカートーク、Q&A、フリートークなど当日の様子とともにお届けします。

本セミナーの概要はこちら
 移住セミナー「“移住ランキング”上位、小田原って実際どう? -住み心地のリアルを移住者が語ります- 」

ゲストスピーカーの紹介

小木曽さん写真
小木曽 一馬 さん【移住歴4年】

リモートワークが定着し始めた2021年に東京から小田原へ移住。
翌年には子どもも生まれ、現在は週に1〜2回東京に出社しながら育児にも奮闘している。
趣味はDIYや家庭菜園、ときどき焚き火。


【小木曽さんインタビュー記事はこちら】小田原は「安心」と「ワクワク」、そのどちらもあるまち
湯川さん写真
湯川 真紀(CHANMA) さん【移住歴1年半】

2024年4月に、夫と3歳の息子とともに、東京都立川市から移住。それぞれの実家が青森と和歌山のため、交通の便が良い小田原を移住地に。移住のタイミングにあわせて転職し、現在は小田原市内に勤務。趣味は絵を描くこととDIY。イベントごとと食べ歩きが好きなため、休日はよく外出する。

【湯川さんインタビュー記事はこちら】いいとこ取りなまち
須田さん写真
須田 雄太さん・安莉さん 【移住歴1年】

2024年10月に、夫婦で川崎市から小田原へ移住。

きっかけは「自然を感じながら、肩の力を抜いて暮らしたい」という思い。

休日は富士山を望むサイクリングや海での釣りに出かけ、小田原ならではの時間を満喫。小田原の人のあたたかさに触れ、自然と交流も広がり、今では「深呼吸できる街」と実感。

第1部 ~小田原ってどんな街~

セミナー当日の様子
小田原市の上空写真
まずは市の職員より、小田原市の海・山・食・交通アクセス・子育てなどの概要と、移住相談でよくある質問をもとにエリアの紹介、移住のサポート制度の紹介、移住イベントの紹介を行いました。

小田原市ってそもそもどんな街ですか?

小田原市は、神奈川県西地域にある海・川・里・森・街 すべての機能がオールインワンでコンパクトに揃うまちです。市内には18の駅があるため交通利便性もありながら、小田原駅から海まで車で5分、山まで10分と自然の中にも気軽に行くことができます。

小田原エリアマップ
小田原の交通アクセス
子育てについて
移住サポート制度について  

その他のよくある質問を知りたい方はオダワラボのこちらの記事もどうぞ
小田原移住前に知っておきたい!よくある質問まとめ

ゲストスピーカートーク

ゲストスピーカー登壇中の様子

小木曽さん

現在も東京の会社に週に一度、出社していますが、新幹線で35分座っているだけで到着するので、大変だと感じることはありません。また、在来線でも東京駅まで座って行けるので、むしろ東京に住んでいた頃の満員電車にはもう戻れないと感じています。
 

移住後も東京との接点を持ち続けたいと思っていたのですが、それが叶えられているのも、小田原に移住してよかった理由の一つです。
 

山などの緑が多い場所に住みたいという思いから小田原への移住を決めましたが、山だけでなく海もあるのがとても贅沢だと感じています。気になることと言えば、商業施設周辺の道路の混雑ですが、慣れてきてからは混雑していない道を使って行けるようになりました!


通勤に関する記事はこちら
都内通勤者が徹底比較 小田原移住で得られる新しい生活のカタチ【移住セミナー・交流会アーカイブ】 平日・新幹線通勤の日 30代後半ワーママの朝のルーティン【ワーママRさん】 
ロマンスカー通勤のススメ

【移住を検討してる方へのメッセージ】
自然もいいけど利便性も捨てがたい、そんな方には小田原がおすすめです。
また、小田原は自然豊かなエリアから利便性の高いエリアまで様々なので、まずは軽い気持ちで引っ越してきて、どのエリアがベストかを本格的に探すのもアリです。
ぜひ軽い気持ちで、小田原に移住してみてください!

湯川さん

移住前の生活を大きく変えず、今までの交友関係も保ったまま移住できたのが小田原に移住して良かったと思うポイントです!

移住前は小田原に縁もゆかりもなかったので、市が実施する現地案内やイベントに参加して情報を集めました。それでも知らない場所での暮らしになるので、移住前に住んでいた東京へのアクセスが便利な点も安心材料になりましたし、移住前の暮らしを大きく変えずに生活ができているのも小田原の魅力だと感じています。もちろん24時間営業のスーパーもネットショッピングも利用できています。

小田原市は電車が多く乗り入れているため、電車に関連したイベントが多く、電車が好きな子どもと一緒に楽しんでいます!
その他にも週末は電車に限らず、様々なイベントも多く、規模間もちょうどいいので疲れることなく参加することが可能です。

現地案内についてはこちら

【オーダーメイド型移住サポート】現地案内

【移住を検討してる方へのメッセージ】
”移住”という言葉だと大変そうに感じるかもしれませんが、移住前と変わらずにいられることが多いのが小田原移住の魅力だと思っています。自分らしさはそのままに、小田原の空気や景色、食事やイベントなど、いい感じをプラスできたらいいなと日々過ごしています。

須田雄太さん/安莉さん

「自然の中で肩の力を抜いて暮らしたい」という思いから、まずは実際に気になっている場所を見に行こう!と小田原に来てみたことろ、小田原に住む人との出会い、物件との巡りあわせで小田原での暮らしを始めることができました。

実際、移住前と比べて家賃が下がったのに広い家に住めている点や、近所のスーパーには朝獲れたばかりの新鮮な魚が安い値段でたくさん並んでいる点に驚きつつ楽しく生活しています!

私たちは車を持たず近場の移動は自転車、東京方面に行くときは電車を使って移動していますが、移動手段として自転車があれば十分かなと思っています。
普段生活をしている中で不便に感じることは特にありませんが、音楽などの特殊な趣味を持っていると、イベントの開催場所が渋谷であったり、最新情報の発信地が東京であったりと、頻繁に東京とのつながりが取れたらいいなと思うこともあります。

小田原の魚事情についての記事はこちら

魚屋文化が面白い!小田原で“今日のおすすめ”と暮らす 小田原移住者が教える!暮らしを彩るおすすめスポット 【移住サポーター桜井さん編】

【移住を検討してる方へのメッセージ】
まずは「気持ち」、そして「タイミング」が大切です。
私たちは小田原への移住を3ヶ月弱という短期間で決めました。念入りな準備は特にせず、ある意味「普通の引越し」くらいの感覚で行動しました。遠方からだと同じ勢いで移住するのは難しいかもしれませんが、「移住したい!」という気持ちを長く持ち続けるのが難しい方は、タイミングを見計らって勢いで動くのも一つの方法です。また、お試し移住の移住体験を利用するのもおすすめです。住む場所にもよると思いますが、実際に生活してみると大きな不便はあまり感じません。

Q&A

ゲストスピーカーの実際の体験談を聞いたことで、参加者の移住への関心が一層高まったところで、続いては事前に募集した小田原暮らしに関するQ&Aをゲストスピーカーに答えていただきました!

Q&Aの際の写真

参加者

物価などの生活水準を知りたいです。
特に都内近郊と比べてどうですか?

湯川さん

スーパーの物価は都内とあまり変わらないと思いますが、小田原市内は地場産の食材も多く、それらを買うことのできるお店に行くと比較的安く購入できます。都内よりも家賃が安くなったので、子どもとの遊びにお金を使えたり、家を買うことも現実的に考えられるようになりました。

参加者

平日と休日の過ごし方など、仕事と暮らしのワークライフバランスはどのようになりますか?

小木曽さん

平日はリモートで仕事をしているため、東京に住んでいる時とあまり変わりませんが、休日は近くの自然の中で子どもと遊ぶことで平日のリフレッシュができているため、都内に住んでいるときよりもワークライフバランスは良くなったと感じています。

参加者

近くに海があって危険と感じたことはありますか?

湯川さん

災害については私も移住前から気にしていましたが、小田原の海沿いに住む人は日ごろから災害に対する意識が高いと思います。子どもが通う保育園で頻繁に防災訓練が行われたり、現在住んでいる家では防災バックを常備することを最初に案内されたりと、日常的に危険があるわけではないですが、もしもの時のために準備ができていると感じます。

参加者

車を所有していないとしたら、生鮮食料品などはどのように調達していますか?
レンタカーなどがあるかも知りたいです。

小木曽さん

自転車で行ける距離に基本的にスーパーがあるので、今まで買い物には困っていません。小田原駅の周辺はレンタカーも多くあるので利用しやすいです。車を持たずに暮らす場合は、レンタカーの場所を先に見ておくといいと思います。

須田さん

自転車や徒歩で生活ができているのであまり車の必要性を感じていません。
自分の住む家の近くにはあまりレンタカーがないので、レンタカーを頻繁に使いたい場合は、住むエリアを選ぶと良いと思います。

参加者

地域コミュニティには参加していますか?
参加している場合、どのように参加しましたか?

湯川さん

移住後に市内で働き始めたため、職場の人におすすめの病院やスーパーを教えてもらいました。地元の人との交流から同じタイミングで移住した人とも情報共有できたのも良かったです。

小木曽さん

小田原に移住してからできた友達とごはんに行ったり、遊びに行ったりできているのが楽しいです。市内のイベントに参加すると同じタイミングで移住してきた人とつながりやすいと思います。移住者同士のコミュニティは入りやすいと感じました。

参加者

物件はどのように探しましたか?
また、探す際に役立ったことなどがありましたら教えてください。

小木曽さん

インターネットで調べてから実際に小田原に行って見て回りました。まずは小田原市内の不動産屋に直接行って相談すると調べる際の視野も広がると思います。

湯川さん

インターネットで調べていましたが、時期的に見つけにくかったため、移住前に住んでいた物件の住み替え割引で小田原の物件を見つけました。最寄り駅を絞りすぎず、範囲を広げて探すと見つけやすいと思います。

須田さん

まず地元密着の不動産屋に足を運びました。そこでおすすめされた物件を実際に散歩しながら見て決めました。小田原市は駐車場が比較的安い値段で付いている物件が多いと感じました。

参加者

過去に都心で暮らしていた場合、都心と小田原との暮らしの違いをスピーカーの主観で構わないので教えてください。
メリットだけでなくデメリットも聞きたいです。

小木曽さん

交通音が気にならず、自然に近い場所で自然の音を聞きながら暮らすことができるのが大きなメリットです。デメリットは、東京のイベントに毎週末行きたいとなるとフットワーク軽く動くことはできないことと、狭い道を車で運転するのが怖いことです。

湯川さん

個人的には、良くも悪くも小田原は夜が暗くて静かだと感じます。場所によって変わる部分もありますが、繁華街でもうるさ過ぎることがなく、落ち着いた暮らしができています。

須田さん

デメリットは、コアな趣味には東京でしか触れられないことがあるくらいで、小田原は星が見えたり、虫の鳴き声が聞こえたり、自然に近い暮らしができるのがお気に入りの点です。

参加者

小田原に移住して1番良かったなと思うところはどこですか?

小木曽さん

暮らしが豊かになりました。自然に近いため子どもものびのび暮らせており、騒音も気にならないのが、東京に住んでいるときと比べて一番の変化になっています。

湯川さん

移住者のコミュニティが温かく、地元の人からも疎外感を感じないのが小田原の好きなところです。小田原に来てから子どもも電車やバスなどの乗り物が好きになりました。

須田さん

小田原の人は元気だと感じます。だからこそ自分も元気になれるのが小田原に移住してよかった点です。また、何かにチャレンジする人も多く自分も触発されることがあります。

第2部 ~フリートーク~

第2部は現地参加者の皆さんが3グループに分かれて、ゲストスピーカーに対して気になる質問を直接聞くことのできるフリートークを実施しました。その中で出た質問とゲストスピーカーの回答をいくつかご紹介します。

フリートークの様子の写真
フリートークの様子の写真


ー 質問と回答 ー

Q.小田原市内を自転車で移動することはできますか?

一部では急な坂道になっているエリアもありますが、基本的には自転車で移動することができます。特に商業施設の集まっている鴨宮エリアや小田原駅の東口側は、車よりも自転車の方が細い道に入れることもあり、移動しやすかったり、早く目的地に着いたりすることもあります。

Q.お祭りなど、イベントは市内で開催されますか?

マルシェや地域イベントなどは毎週末に市内のどこかで開催されています。小田原北條五代祭り、ちょうちん祭り、梅まつりなどの大きな祭りは市内外から多くの人が見に来るため、街がとてもにぎわいます。

Q.休日はどのように過ごしますか?

海や山の方に行くこともあれば、市内の映画館で映画を見たり、買い物をしたりもしますが、小田原は電車でも車でも近隣の地域へのアクセスがいいので、日帰りで県外に遊びに行くこともあります。

Q.夏と冬の体感気温は東京と比べてどうですか?

今年の夏はやはり暑かったですが、東京と比べると小田原は風が心地よく感じることが多いです。公園にも緑が多く、木陰で休むことができるので、体感では東京よりも涼しい気がします。逆に冬は東京よりも温かく感じることが多く、雪も降らないので過ごしやすいです。

最後に

今回のセミナーも、参加者の皆さまのおかげで、終始明るい雰囲気で開催することが出来ました。このアーカイブ記事からセミナーの雰囲気が伝わっていればうれしいです。小田原暮らしについて気になることがあれば、些細なことでもお気軽にご相談ください。小田原市では移住についてのサポート制度を様々ご用意しています!


次回の移住セミナーは2026年3月に開催予定です。
皆さまのご参加をお待ちしております!

移住に関するご相談はこちら

小田原市の暮らしに興味がある方、実際に移住を検討している方を対象に、様々な移住サポートメニューをご用意しています。子育て環境、教育のこと、住まいのこと、買い物事情や仕事のことなど、皆様の疑問を解決します。気になる制度や施設などのご案内も行いますので、お気軽に利用してください。先輩移住者のお話を聞きたい方も大歓迎です!

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