移住
いいとこ取りなまち【湯川真紀さん・移住】

2023年11月に開催した小田原市主催の移住体感イベントにファミリーで参加し、そのまま翌2024年の春にファミリーで移住した湯川さん。もともと移住を漠然と検討していたとはいえ、約4か月というスピードで移住が成功したのは、湯川さんの行動力と人柄があってこそ。
今回は、湯川さんが移住に至るまでの軌跡と、実際に小田原で暮らしてみて感じたことを伺いました。
移住のきっかけと移住までのスケジュール
小田原に来る前は東京都の立川市に住んでいました。もともと自分の家を持ちたいという思いがあって、地方移住を検討していました。夫の実家がある和歌山まで車で行った時に、浜松あたりの雰囲気がすごい気に入って、「新幹線の停車駅があるまち」をもっと調べてみることにしました。そこから「小田原」が移住先として候補にあがりました。
「地方に暮らす」とは言っても、東京で暮らしいる期間も長かったことと、夫の仕事のつながりが東京に多くあったことから、東京から遠く離れることは考えづらかったので、そういう点でも小田原の「東京への近さ」という点はとても良いと感じました。合わせて、夫の実家が和歌山で、私の実家が青森なので、中間地点ということも候補地として有力になった理由の一つですね。
移住体感イベントに参加して「もっと小田原を知りたい」と思えた
小田原での暮らし方についての情報をあまり持っていなかったので、まずは小田原を知ろうと思い、小田原市が主催する「移住体感イベント」に参加しました。このイベントで感じた小田原のまちの雰囲気や、小田原に暮らしている人の雰囲気がとても良くて、もっと小田原の事を知りたいと思いました。

その後、本格的に物件を探し始めました。また、体感イベントでは訪れなかったエリアについても知りたかったため、市の移住サポートの一つである「現地案内」を利用して、鴨宮エリアを案内してもらいました。
物件探しと並行して転職活動も行っていたため、移住準備はとても慌ただしく、2023年の11月下旬の体感イベント参加から、2024年4月の移住・転職まで、約4ヵ月間というスケジュールでした。物件探しについては、良いと思った物件がすぐ埋まってしまうような状況だったので、不動産会社とも密に連絡を取りながら、理想の物件が出たら即内見・申込という心づもりで探しました。結果的に物件も見つかり、転職活動もうまくいったので良かったです。
現在は、私は小田原市内で勤務しています。夫は在宅ワーカーなので通勤はありませんが、イベントや打ち合わせなどで月2,3回は小田急線のロマンスカーなどを使って都内に行く生活をしています。
住んで実感した「息抜きできる場所の多さ」
住んでみて改めて気がついたことは交通アクセスの良さです。都内だけではなく、周辺観光地である箱根や湘南エリア、また、東北地方や関西地方へも移動しやすいのは非常にうれしいです。夫婦それぞれの実家へも行き来しやすく、青森までは新幹線を使って4時間弱で行けます。立川市に住んでいたころより、乗り換えもシンプルでわかりやすくなったと思います。
また、気候の良さも気がついたことの一つです。原動機付自転車をよく利用しますが、荒天で乗ることができないという状況にはほとんど遭遇していません。大雪が降るということもなく、とても暖かくて過ごしやすい気候だと感じます。
アクセスや気候の良さも相まって、「息抜きできる場所が多い」と感じます。小田原市内であれば「わんぱくランド」などの大きな公園や、大型商業施設でリラックスしながら遊ぶことができます。また、少し足をのばせば、市外のレジャースポットにもすぐに出かけることができます。海沿いを走る西湘バイパスから見える海の景色は素晴らしいですね!ふと、何かしたい思った時に「選択肢が多い」というのは、小田原の立地の魅力だと思います。


保育園申込のタイミングの難しさ
短い期間での移住だったと思いますが、「オダワラボ」を中心とした情報発信や、小田原市内でSNSをやっている人やお店が多かったことから、情報は取得しやすく、短期間で多くの情報を集めることができました。
ただ、保育園の申込については、一番多く募集枠がある1次申込の締切が、移住を検討しはじめたタイミングでは終わってしまっていたことと、ちょうど転職活動中であり保育の点数がそこまでつかなかったので、少し苦労しました。市の保育コンシェルジュさんに相談しながら申込を行い、入園ができるまでは、一時預かりなどのサービスについての情報もらい、利用していました。
地域の人とのちょうど良い距離感
小田原に長く住んでいる方は「なぜ小田原を選んだの?」と興味を持って話しかけてくれることが多く、小田原に移住する人への関心の高さや温かさを感じます。
家の近くの居酒屋に行くと、近くの席にいたお客さんが同じく移住者で、しかも近所の方だったということも。別の居酒屋であった人と、また別の居酒屋でばったり会うといったことも多々あり、人とのつながりを感じる場面が多いです。これは、都内ではあまりなかった経験ですね。
子どもには選択肢を用意できる
自然が身近なので、子どもをさまざまな環境に連れていくことができます。さらに小田原駅前を中心に、プログラミングスクールなど習い事も数多くあるようなので、子どもはいろいろなことが経験できるだろうと思っています。交通利便性が高いので、習い事を市外に通うこともできそうですよね。中学から大学についても、市外に通学する人が多いと聞いて、将来子どもがどういう選択をしようとしても対応できると思っています。
子どもの病院については、小田原市内の各所に小児科があります。ドラッグストアなども数多くありますし、夜間などにオンラインで受診した際の薬を受け取りができる薬局があることもありがたいです。
小田原の楽しみ方は「ご飯がおいしい!」…さらに!
外食もとても楽しいです!どんどん新しいお店が増えていっているので、目的地に事欠かないです。SNSを使って情報発信しているお店は多く、また、小田原の飲食店情報発信しているアカウントもあるので、それを見て「次はこのお店にしよう!」とスタンプラリー感覚でお店を巡っています。
食で言えば、子どもがアイス好きなのですが、あえて家では一切食べずに「アイスは外で食べるもの」ということにして、ジェラート屋さんに行くことにしています。小田原駅の西口のジェラート屋さんに行くことが多いのですが、食べた後に駅の近くの山側を散歩するのがルーティーンです。
あとは体を動かすのが好きなので、バッティングセンターに行きます!(笑)小田原市内に唯一のバッティングセンターでは卓球もできるので、どちらも楽しんでますね。それ以外にも映画館にいったり、サウナに入りに鴨宮エリアにあるスーパー銭湯に行ったり、箱根に日帰り温泉をしに行ったりします。こうした「楽しめる要素」がコンパクトにそろっているので、充実した休日を過ごせていますね。
小田原は「いいとこ取りなまち」
「何かをやりたい」とか、「こうしたい」と思った時に、それに合う環境が見つけやすいですね。
自分の理想のピースがぴったりはまるような生き方・暮らしができるまちだと思います。

移住を検討している方に一言
逆に、どんな暮らし方をしたいと思っても、小田原にはきっとその答えがあります。
ぜひ、自分だけの「小田原暮らし」を見つけてみてください!
