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移住

2025.09.09

移住セミナー「小田原のどこに住む?エリア別でわかる、あなたにピッタリな暮らし」【セミナーアーカイブ】

サムネイル画像
令和7年7月13日に開催した移住セミナー「小田原のどこに住む?エリア別でわかる、あなたにピッタリな暮らし」は小田原への移住を検討している方に向けて、

「小田原のエリアってどう違うの?」 
「住む場所によってどんな暮らしができるの?」

といった暮らしの疑問にお答えする内容で、実際に移住した“先輩たち”のリアルな声が聞ける貴重なイベントとなりました。
本記事では、エリア選びのポイントや当日のQ&A、フリートークの話題など、セミナーの様子を振り返りながらお届けします。

本セミナーの概要はこちら
 移住セミナー「小田原のどこに住む?エリア別でわかる、あなたにピッタリな暮らし」

ゲストスピーカーの紹介

高山さん写真
高山 勝 さん(鴨宮エリア)

日本かくれんぼ協会代表理事 / かくれんぼ日本代表(世界選手権9位)
「小田原をかくれんぼの聖地へするために移住」
…というのは1つの理由であるが、実際イベント業で地方出張が多いため新幹線は魅力に感じている。
また、小田原の豊かな人と、海と食に触れながら満喫。ARUYO ODAWARAというコワーキングスペースを愛用。

オダワラボ
高山さんインタビュー記事
滝口さん写真
滝口 薫 さん(小田原駅周辺エリア)


昨年秋に家族3人で小田原に移住。
それまでも移住先には色々と悩み、最終的に自然の豊かさや 都内へのアクセスの良さ、街の雰囲気など総合的に見て小田原へ移り住むことを決定。
ふらっと山や海に行って、挽きたてのコーヒーを飲む時間がお気に入り。
夫婦共に在宅と出社半々で都内勤務中。

黒田さん写真
黒田 寛亮さん(曽我エリア)


岡山県出身、社会人1年目で小田原駅前へ移住。

2年前に街の利便性とスローライフを同時に叶えられる曽我エリアにログハウスを建て定住。

これまで都内へ新幹線で通勤していた経験もあるが、現在は人材・水産・レジャー事業の会社を小田原市で起業。

また、釣り具メーカーと契約する釣りのプロの一面を持ち、人と水産と釣りの側面から街の魅力発信を行っている。

第1部 ~小田原市の紹介~

市の職員より、移住相談でよく聞かれる質問をもとに、小田原の7つのエリアごとの特長を下記の地図とあわせてご紹介しました。

小田原のエリアって?
小田原は住むエリアによって雰囲気やライフスタイルが大きく変わります
 
その他のよくある質問を知りたい方はオダワラボのこちらの記事もどうぞ
  小田原移住前に知っておきたい!よくある質問まとめ

ゲストスピーカー登壇

ゲストスピーカー登壇中の様子

高山さん(鴨宮エリア在住)

鴨宮エリアを選んだ理由は海が近いから。

セミナー当日の高山さん写真
毎朝、海まで歩いて行き、浜辺でランニングやストレッチができるところが鴨宮エリアに住む決め手になりました。
また、小田原駅まで電車で3分であるため新幹線が利用しやすく、富士山も見ることが出来る。さらに、商業施設が集まっているため、生活に必要なものが全て一度の買い物で揃うのも鴨宮エリアの魅力です。
鴨宮エリアのお気に入りのポイントは、旬で新鮮な魚を安く食べることが出来る点と、大通りを抜けると静かな住宅街が広がっている点です。

鴨宮エリアについてのオダワラボの記事はこちら
鴨宮エリア記事一覧

高山さん

東京に住んでいた時と比べて、人とお話しする機会が増えました。
困ってることや気になること、やってみたいことがあれば、一旦誰かに話すことで、解決したくれたり、紹介してくれたりする優しい方々が多いと思います。 魚の美味しい食べ方を教えてくれる人がいることで、日常的に旬な魚を味わえているのは、小田原だからこそ出来ているのかもしれません!
東京への出勤も新幹線を利用すれば楽ですし、在来線でも座って行くことが出来るため、東京にいる時よりもゆっくりと充実した時間を過ごせています。

滝口さん(小田原駅周辺エリア)

小田原駅周辺エリアを選んだ理由は、交通利便性の高い小田原駅が最寄り駅となるにも関わらず、落ち着いた雰囲気に惹かれたから。
セミナー当日の滝口さん写真
東京の職場へ出勤しているため、小田原駅の交通利便性の高さから、小田原駅周辺に惹かれました。
小田原駅周辺エリアは、賑やかなイメージがあるかもしれませんが、小田原駅から少し離れると住宅街が広がっているため、東京へのアクセスの良さを保ちつつ、自然とも近い暮らしができます。車があればより便利ですが、小田原駅を中心に公共交通機関を利用して様々な場所に出かけることが出来るため、車がなくても生活しやすいエリアだと思います。

小田原駅周辺エリアのオダワラボの記事はこちら
小田原駅周辺エリア記事一覧

滝口さん

移住先を決めるときには、自分にとっての豊かさや、どんな生活がしたいのかをイメージすることが大切だと思います。自然の中でゆっくりできる場所とスーパーや病院がコンパクトまとまっている小田原での暮らしは、便利で面白いです。
また、​​​​​​​小田原駅周辺はイベントが頻繫に開催されていたり、素敵な個人店が増えていたりと休日の楽しみ方も色々あるため、程よい便利さと賑やかさを求める方にはおすすめの場所です。

黒田さん(曽我エリア)

曽我エリアを選んだ理由は、土地が安く、丁度良い田舎であるから。
セミナー当日の黒田さん写真
田んぼや畑などが広がる自然豊かな環境で、子どもと一緒にのびのび暮らせる点が、曽我エリアを選ぶ決め手になりました。
毎日、富士山と梅林を見ながら出勤できるのは小田原ならではです。
他のエリアと比べて比較的土地が広い家が多いため、一軒一軒の距離が近すぎず、さらに、近所の人との世代間を超えた関わりがあることで、子どもの声も暖炉の煙も気にせずに暮らすことが出来るのが、曽我エリアの魅力です。 

曽我エリアについてのオダワラボの記事はこちら
曽我エリア記事一覧

黒田さん

自然の中でのびのび子育てができる環境で、地域の人とのつながりを感じつつも、周りを気にせずに暮らしたいという人には、小田原市の中でも曽我エリアがぴったりです。曽我エリアには、地域の活動についつい参加したくなるような温かいコミュニティがあります。スローライフと利便性の良いバランスで、暮らしの楽しいをおすそ分けしあう暮らしはとても楽しいです。
高速道路や有料道路までのアクセスが良いため、車があれば他の地域に観光に行くのにも便利です。
ちょっとの不便は面白さ、と思える方は、曽我エリアの魅力を最大限に感じていただけると思います。

Q&A

ゲストスピーカーのリアルなお話を聞いて、参加者の移住意欲も高まってきたところで、事前に募集した小田原暮らしのQ&Aをゲストスピーカーに回答していただきました。

Q&Aの際の写真
物価などの生活水準が知りたい。 特に、家賃や公共料金などは 東京と比べてどう違いますか?
(高山さん)
家賃は東京より確実に安くなりました。
新幹線で東京まで通勤する交通費を考えても、東京で暮らしている時より小田原で暮らした方が安いです。
公共料金はそこまで変わりませんが、少しだけ安くなった気がします。

他の街へ行くときは どんな理由で行きますか?
(滝口さん)
特定のお店を目的に湘南の方に行くことはありますが、あとは観光で行くことが多いです。

(黒田さん)
小田原市内で買い物は済ますことが出来るため、観光目的で出掛けることがほとんどです。

小田原駅からのタクシー利用は しやすいですか? 小田原市内のタクシー事情は どんな感じですか?
(高山さん)
基本的にタクシーを使うことがあまりないのですが、駅前にタクシーが止まっているのをよく目にします。

(黒田さん)
国府津駅は終電の時間になると混雑しています。小田原駅も週末の終電の時間は比較的タクシー乗り場に人が並んでいることが多いです。

住まいや土地を探すときに、 インターネットや不動産など様々ありますが、どのような方法で 選びましたか?
(高山さん)
まずはインターネットで調べた後に、市内の不動産に行きましたが、持っている情報が不動産によって違ったため、何か所も見て回りました。

(黒田さん)
不動産会社はたくさんありますが、駅近くにある不動産よりも駅から離れた場所にある不動産の方が隠れ物件などの情報をたくさん持っている印象があります。

子育て家庭にとって 小田原の魅力は何ですか?
(滝口さん)
東京ではベビーカーで電車に乗るハードルが高かったのですが、小田原は程よい距離感で子どもを見てくれる人が多く、子どもを連れて出掛けるハードルが低くなりました。

(黒田さん)
自然豊かな環境でのびのび子育てができます。駅周辺の学習塾の個数でその地域の教育レベルもわかるので、子育て方針に合わせて環境を変えることが出来ます。

子育てについて詳しくはこちら
小田原での子育てについて考える

実際に移住してみて「理想と現実のギャップ」はありましたか? 可能であればネガティブな方を 教えてほしいです。
(高山さん)
自然豊かであるからこそ虫が多かったです。

(滝口さん)
車を使うようになったため、道路の混雑や駐車場の位置を覚えないといけなかったことが少し大変でした。

(黒田さん)
児童数の少ない小学校は、他校との合併になってしまうのではないかと少しだけ不安要素があります。

小田原に移住して良かったと 思うところは何ですか?
(高山さん)
生活の質が上がったのに貯金が増えました。安くておいしいお店が多く、自然のある場所に行くのにお金も時間もかからない点は小田原ならではです。

(滝口さん)
子育てについて、親ものびのびと気楽に子育てができる環境があります。飲食店に子どもと一緒に入りやすかったり、近所の人も一緒に成長を見守ってくれたりします。

(黒田さん)
小田原はバランスが良い街です。利便性が良く、日本で2番目の魚種数を誇る鮮魚をはじめとした小田原の食材はとても豊かです。

第2部 ~フリートーク~

第2部は現地参加者が3グループに分かれ、ゲストスピーカーに直接質問できるフリートークを実施。ここでは、その中で出た話題の一部をご紹介します。

フリートークの様子の写真
フリートークの様子の写真


ー 主な質問と回答 ー

Q.小田原市以外の移住先はどこを考えていましたか?

移住先としては海が近くて自然豊かな場所が良いと思い、湘南エリアにも魅力を感じていました。しかし、家賃や土地の価格を考える中で徐々に西の方へ視野を広げていき、小田原にたどり着きました。交通の便もよく、程よく自然が残り、家賃もお手頃であったため、小田原がちょうどいいと思いました。

Q.自治会とのつながりや、移住者を受け入れてくれる雰囲気はありますか。

エリアによって変わるかもしれないですが、引っ越すとすぐに近所の人から声をかけられました。最初は付き合いが大変かと思っていましたが、そんなことはなく、毎日挨拶をしたり、程よい距離感で気にかけてくれたりと移住者をすぐに受け入れてくれます。地域の清掃活動なども積極的に参加したくなるような温かいコミュニティに参加出来ました。

Q.病院はどこにありますか?

入退院のできる総合病院は小田原駅周辺エリアに多いですが、クリニックなど、かかりつけとなるような病院は市内に点在しています。

Q.小田原で暮らすには車は必須ですか?また、道路の混雑状況はどのような感じですか?

曽我エリアはスーパーなどが少ないため、ショッピングモールまで行くのに車がないと少し不便にはなりますが、エリアによっては車がなくても生活できます。
道路の混雑状況については、ショッピングモールの前にある巡礼街道という道は混雑していることがあります。しかし、抜け道もあるため、市民は巡礼街道を避けてショッピングモールの方に行くことが多いと思います。

最後に

今回のセミナーも参加者の皆さまのおかげで、終始あたたかく和やかな雰囲気で開催することが出来ました。
このアーカイブ記事が、セミナーの雰囲気や移住検討の参考になればうれしいです。
また、小田原市では移住についてのサポート制度を様々ご用意していますので、小田原への移住に興味を持ってくださったら、こちらも併せてご検討ください。

小田原市移住サポート制度についてはこちら

移住サポート制度

次回の移住セミナーは11月に開催予定です。
皆さまのご参加をお待ちしております!

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小田原市の暮らしに興味がある方、実際に移住を検討している方を対象に、様々な移住サポートメニューをご用意しています。子育て環境、教育のこと、住まいのこと、買い物事情や仕事のことなど、皆様の疑問を解決します。気になる制度や施設などのご案内も行いますので、お気軽に利用してください。先輩移住者のお話を聞きたい方も大歓迎です!

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