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2024.08.08

【セミナーアーカイブ】7月6日(土)開催移住セミナー
「小田原という舞台で"人つなぎの場"を作り出す人たち」

スライド

7月6日に移住セミナーを開催しました!​​​​​​
開催レポートを掲載しますので、参加されなかった方もぜひご覧ください!

第1部:小田原市の概要

第1部は現地とオンラインの両方で開催しました。
最初は市職員による小田原市の概要や移住に関するよくある質問についての説明です。

小田原って何があるんですか?

小田原といえばよくイメージするのは小田原城、かまぼこ。
箱根の隣などのイメージがあるかと思います。

小田原は人口約19万人で、新幹線も通り、鉄道5社6路線が乗り入れるなど、交通アクセスが優れ、また湘南や箱根エリアなどにもすぐアクセスできる一方、山や海、川などの自然が豊富で、都市的な雰囲気と自然環境のバランスが取れた街です。
市内の東側からだと富士山の眺望スポットなどもあります。

よくある質問

・コンビニってあるんですか?
ー もちろんあります。ドラッグストア、ショッピングモールや映画館なども、もちろんあります。
オダワラボ内にある「小田原暮らしマップ」でコンビニやスーパーマーケットの位置なども分かるので、参考  にしてください。

・自然の中で暮らしたいのですが
ー 小田原はエリアによって様々な顔があります(エリアマップ参照)。山があったり、海、川があったりなど、様々な自然があり、小田原駅周辺エリアでも徒歩で海まで出られるなど、身近に自然はたくさんあります。

・都内の仕事を変えたくないのですが
ー 新幹線を利用すれば都内まで約30分で行けます。また、在来線も、JR東海道線や小田急線、そして小田急ロマンスカーもあり、仕事を変えずに小田原から通勤が可能です。そういった方もたくさんいます。
都内等への交通アクセスはこちら

・移住者は増えていますか?また、先輩移住者とつながりたいのですが・・・
ー移住者は増加傾向にあります。先輩移住者とのつながりですが、先輩移住者とのオンライン面談やゲストハウスと連携したお試し移住など様々な方法をご用意していますので、ぜひオダワラボのサイトをご覧ください。


第1部:ゲストスピーカートーク

ゲストスピーカートークでは小田原への移住者や小田原暮らしを満喫している3組にご登壇いただき、リアルな小田原暮らしをお話ししていただきました。
3組には「小田原の人の印象を一言で」「小田原暮らしの魅力」「移住検討者へのメッセージ」にもお答えいただいています。

≫秦 美咲さん

そもそも小田原は縁もゆかりもない場所でした。
では、なぜ小田原に住み始めたのか。

まず、主人と2人で暮らす場所は

・主人が都内勤務のため、都内に通勤がしやすいこと
・自然との距離が近いこと
・歴史など街の見どころがあること

というポイントで探していました。
当日の様子の画像です
そうしたなかで、小田原で条件に合う物件が見つかり、移住を決めました。

実際に住んでみると、住み心地もよく、人とのつながりも夫婦で気に入り、小田原にマイホームを構えることになりました。
「小田原の人の印象を一言で」
ー 小田原愛が強い!

地元の方も移住者の方も小田原という街が好きで、面白くしていきたい、良くしていきたいなど前向きに考えている人が多い印象です。
城下町なので、排他的な人が多いと言われていましたが、そのようなことは全く無かったです。
「小田原暮らしの魅力」

ー 程よく田舎、程よく都会

神奈川県の県西で一番大きい街のため、精力的に活動している方が多く、色々なコミュニティや心地よい場所や関係を見つけることができるというのが1番の魅力だと感じています。
田舎暮らしだと「近所付き合いが濃すぎて疲れる」、「コミュニティが狭すぎる」というマイナスな声を聞くこともありますが、小田原は様々なエリアがあり、街の規模も程よいため、つながろうと思えばつながれ、程よく距離を取ることもできるため、田舎暮らしと都会的な便利さ、どちらもバランスよく取りたい方には居心地が良いのではないかと思います。

「移住を検討される方へのメッセージ」
ー 理想の暮らしは、十人十色

理想の暮らしに正解はなく、理想とするもの、必要とするものは人それぞれだと、小田原に移住してきた方と実際にお話しをすると感じます。
都内に住んでいた時と比べると「ないもの」や「不便なもの」もありますが、小田原に「あるもの」に目を向けると、とても豊かなものがたくさんそろっています。

≫中津川 毬江さん、石塚 栄樹さん
(中津川さん)
鴨宮エリアは大型のショッピングモールがあり、商業施設があるエリアという印象が強いですが、商店街などは活気が少なくなっていた状況にありました。
そこで、自分たちが今後も住み続けようと決めるにあたり、暮らす人やお店の方の顔が見える生活を残していきたいと考え、「かもすた」の開設に至りました。
(石塚さん)
鴨宮エリアは小田原の他のエリアに比べると特徴が少ないエリアかもしれないですが、逆に言うと自分たちの手で魅力を作っていけるエリアでポテンシャルは高いと思うので、このエリアを明るくしていきたいと考えています。
「小田原の人の印象を一言で」
>移住してきた方
ー パワーのある方が多い印象
"何かがしたい"という思いを持って小田原に来る方も多いし、単純に楽しく過ごしたいと移住してくる方も多いと「かもすた」を始めて感じるようになりました。

>小田原在住が長い方
ー 良くも悪くも穏やかに暮らしたい方が多い印象
商店街で「かもすた」を運営する中で、最初は地域の方に変なことをするのではないかという目で見られることもありましたが、商店街の活気が少なくなっていることを寂しく感じている方もおり、自分たちの暮らしが豊かになることをするということに対しては応援してくれる人もいます。こうした経験から、小田原在住が長い方は穏やかに暮らしていきたいのだと感じることがあります。
「小田原暮らしの魅力」

ー 住み心地が良く、生活がしやすいマチ
  山や川、海もあり自然豊か そして富士山も見えるマチ
  歴史や文化があり、散策すると楽しいマチ
  海や桜、花火大会など季節を感じられるイベントが多いマチ
  近場にも楽しい町や東京への利便性のあるマチ

「移住を検討される方へのメッセージ」
ー 何かを始めたい方も、穏やかに暮らしたい方も両方ともあり!!

こうありたいと自分が思い描く暮らしが実現できるかもしれません。

≫杉山 大輔さん
昔の小田原の海辺の写真を見ると子供から大人まで海を楽しんでいる人が非常に多いことがよく分かります。
娯楽があったとは思うのですが、みんなで楽しい場所を作ろうというパワーが感じられますし、はたまた、海辺でのどかに過ごす風景なども見ることもできます。
こうした小田原の海辺の風景をもどす訳ではないですが、活気をもどすことが出来ないかと国府津の空き物件を借りて、コワーキング施設や保育園などを始めました。
現在は国府津でSEA CABINという海沿いの宿泊施設や駅前の空いた郵便局を利活用したスタジオなど、国府津エリアに元気を届けるべく様々活動をしています。
また、曽我エリアにある小田原市の旧支所を利活用したコミュニティカフェやコワーキング、アップサイクルの店舗などの運営も行っています。
「小田原の人の印象を一言で」
ー 照れ屋で優しい
主張が激しくなく、お願いすると力強く手伝ってくれる方が多い、そんな印象です。
「小田原暮らしの魅力」

ー 素敵な環境に囲まれている場所
小田原だけが素敵だけではなく、箱根や松田、山北、二宮、大磯、真鶴、湯河原など小田原を含めた2市10町が素敵です。
海にも山にもすぐに行けて、仕事帰りに箱根の温泉にもすぐ行ける。
小田原にいるとすぐにどこにでも行けるのが、たまらない魅力です。

「移住を検討される方へのメッセージ」
ー 住めば都です。

第1部:ゲストスピーカーQ&A

ゲストスピーカーの素敵な話を聞いて、移住意欲が高まってきたところで、第1部の最後に事前に募集した小田原暮らしのQ&Aをゲストスピーカーに回答していただきました。

都内出勤日の一日のスケジュールを教えてください
(秦さん)
夫は週4日ほど都内に通勤しています。
朝9時くらいの新幹線に乗り、10時過ぎに職場に到着し、仕事が終わったら20時頃帰宅します。
都内で30分間満員電車に乗るよりは、同じくらいの時間で、ほぼ座れるかつ自分のスペースも確保できる新幹線通勤はストレスがないと言っています。
新幹線の終電は東京駅発が大体22時30分くらいなのですが、嫌な飲み会を断れるようになったと言っています。

小田原で地域活動を盛んにしているコミュニティや場がありましたら教えてください
(市)
どのコミュニティというよりも、小田原はエリアによって様々なコミュニティがあるため色々なところに行き、そこから自分に合ったコミュニティを選択していくことが多いです。

小田原の雰囲気を知るためにはどのような場所、イベントに参加すれば良いでしょうか
(市)
本日来ていただいたゲストスピーカーのイベントにまずは参加してもらうのが良いと思います。そこでつながりが生まれ、今度は別のイベントにと繋がっていったりします。
小田原は年間400くらいのイベントが開催されています。たくさんイベントがあるため、朝のイベントで会った人に午後のイベントでも会うなんてこともあります。

移住して困ったことは
(秦さん)
昨年の4月まで「かん類」「びん類」のごみ回収が月1回だったことが移住して一番困ったことです。
現在は月2回ですが、都内だと週1回なので、最初に月1回と聞いた時は衝撃でした。

(石塚さん)
幹線道路が通勤時間と週末に渋滞するところです。知らないと痛い目を見てしまうこともあります。

小田原と他の地域の違いはありますか
(杉山さん)
子育て支援が充実している地域など、自治体によって特色はありますが、小田原はバランスよくそろっていると感じます。
他の地域の方とも話をする機会が多いですが「小田原っていいよね」と言われることが多く、そこで小田原って外から見るといい街なんだと改めて感じることがあります。

移住者におすすめの地域はありますか
(杉山さん)
年齢や性別など、人によって求めることがそれぞれ違うため、ここが良いといったおすすめは難しいですね。
ご相談していただければ、その人に合った地域をおすすめできると思います。

休日のおすすめの過ごし方は
(秦さん)
渋滞に巻き込まれず箱根に行けるので、よく温泉に行っています。

(中津川さん)
車の運転が好きで、よくドライブをしているのですが、西湘バイパスという海の近くを通る有料道路は景色が綺麗で気持ちが良いのでおすすめです。

(杉山さん)
今日は早朝からサップをして6時からヨガをして、こちらに来ました。
1日の中で「海で遊んで」「山で遊んで」が出来ます。朝起きて、”今日は何をしようかな”と考えてから行動して、天気が良ければ鎌倉の方に行こうとか、山中湖の方に行こうとか朝のテンションで1日を決められます。

第2部:先輩移住者とフリートーク

第2部は現地参加の方とゲストスピーカーで3グループに分かれてフリートークを実施しました。
どのグループもあたたかいゲストスピーカーさんの雰囲気につつまれ、みなさん楽しみながら小田原のことを聞いていました。

ーフリートークで出た主な質問ー

「保育園や学童の入所状況はどうですか」
ー 地域や場所によると思います。保育園は4月だと入りやすく、まず一度認可外に入所するという人もいます。
「東京までの交通手段はどうしていますか」
ー JR東海道線を使うことが多いです。新宿に向かう電車(湘南新宿ライン)もあるので、使い分けていますね。
小田原駅に行って新幹線を使うこともあります。時間は長いですが、座れるし、乗り換えがないので心理的な苦痛は少ないです。
「物件探しのコツはありますか」
ー 「小田原駅徒歩10分」などで探すと物件は少ないですが、少し徒歩の時間を広げたり、隣の駅まで広げたりすると、見つかることがあります。小田原駅以外のエリアが、自身にとって住みやすい場合もあるので、広く色々なエリアを見ることをおすすめします。
「災害のリスク、災害対策はどのような感じですか」
ー 防災訓練に参加したり、避難場所を確認したりして対策をしています。自治会に入っていると、防災関連の情報が入ってくるので、入ることをおすすめします。
ハザードマップなどでリスクを確認すると良いと思います。
※小田原市のハザードマップ等一覧はこちら
「移住して一番変わったことは何ですか」
ー 色々なところへアクセスしやすくなりました。小田原に来てから車に乗るようになった人もたくさんいます。
車が必要というマイナスな考えよりも、車に自由に乗ることができるというプラスの視点のほうが良いかもしれません。

最後に

今回のセミナーは参加者の方のご協力もあり、アットホームな雰囲気で楽しく開催することが出来ました。
このアーカイブでセミナーの雰囲気が少しでも伝わったら幸いです。

これからも、小田原への移住サポートとして様々なセミナーを開催していきますので、ご興味がありましたらぜひご参加ください。
また、様々な移住サポートメニューもご用意していますので、こちらも気軽にご利用ください。

ーーーー以下、セミナー開催概要ですーーーー

ここがポイント!

先輩移住者含む3組のゲストスピーカーと一緒に「小田原暮らし」を探る90分!

第1部はゲストスピーカー3組によるトークセッション(現地・オンライン)
第2部はグループに分かれて、ゲストスピーカーとフリートーク(現地のみ)
小田原の遊び場・働き方・コミュニティなど、直接相談できるので、リアルな話を聞いて「小田原暮らし」の魅力をぜひ体感してください!

対象

・おだわら暮らしに興味のある方
・小田原のいろんなエリアのイベントや、場に興味のある方
・小田原移住後のリアルな話が聞きたい方
・移住前に小田原の人と繋がりたい方  など

参加方法 ※事前申込制  申込締切7月4日(木)正午

会場参加またはオンライン参加となります。
会場参加:限定15名(先着順)
オンライン参加:定員なし  
申込受付は終了しました。

日時

2024年7月6日(土)12時00分~13時30分(受付開始:11時45分)
※セミナー終了後、市職員との個別相談会も実施(現地参加者のみ。先着順・定員になり次第終了)

場所

▼会場参加
東京交通会館8階 ふるさと回帰支援センターセミナールームC
〒100-0006 東京都千代田区有楽町2丁目10-1 東京交通会館内

▼オンライン参加
zoomを利用(ミーティング形式)
※オンラインの方は第1部のみの参加となります。
※ご自宅などからお気軽にご参加ください
※参加用のURL・パスワード等については後日送付いたします。

参加費

無料
※zoomの利用にかかる通信料等はご自身の負担となります。

第1部 市の紹介・トークセッション 12:00~12:50【現地・オンライン】

12:00-12:10
小田原市の紹介

 市職員による小田原市の紹介

12:10-12:50
ゲストスピーカー3組によるトークセッション

第2部 フリートーク 12:50-13:30 【現地のみ】

3グループにわかれて、ゲストスピーカーとフリートーク!

 

◎セミナー終了後個別相談会(現地のみ)
⇒個別相談は参加申込人数が定員に達しましたので受付を終了しました。

セミナー後、申し込みの際に個別相談会を希望した方のみ行います。市職員に、もっと詳しい話を聞くことができます。
※個別相談の時間枠については、後日連絡いたします。

時間①13:45~14:05
時間②14:05~14:25
(全6枠)

共催

ゲストプロフィール

杉山大輔さん
生まれも育ちも小田原。地元の建設会社で働きながら、空き家や地域の課題を楽しく人が出合う事で何かが生まれる場を作りたいと「BLEND」と名付けた場を開始、コワーク、貸切スタジオ、民泊、ギャラリー、シェアキッチンなど13施設の運営や管理をしている。楽しい暮らしの風景を作るための実験として、様々な事にチャレンジ企画中。


 
秦さん写真
秦美咲さん
小田原かまぼこ通りにある、日々の暮らしに寄り添う雑貨をセレクト・紹介するお店「sent.」の店主。福岡県出身。 2018年に移住&移店。都内勤務の夫と猫二匹と暮らす。 「sent.」内でも様々な展示やイベントを実施しながら、西湘地域の様々なお店が集まるイベント「Local Market」を主催。根府川にて定期開催。
中津川毬江さん・石塚栄樹さん(かもすた)
二人で建築設計事務所を主宰。鴨宮で何かを始めたい、面白いことがしたい、楽しいまちにしたい。このような思いから、JR鴨宮駅からすぐの鴨宮北口商店街にレンタルスタジオ・日替わりキッチン・コワーキングスペースである「かもすた」を開設し、運営・管理している。かもすたでは、ものづくりWSやマルシェ、個展などの様々なイベントを定期的に開催。また、何かを始めたいと思っている方々を後押しできるマチナカの居場所となるよう活動している。
 
申込受付は終了しました。

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