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移住

2024.01.18

多くの人に知ってほしい、曽我エリアの空気感

「曽我エリア」でよく見る風景…といったら言い過ぎかもしれませんが、なじみある方も多い「みかん狩り」。
農家さんも多いエリアなので、友人や家族を招待して「みかん狩り」をするというのは、収穫の時期(11月~12月)には当たり前に行われています。

以前、オダワラボ内で移住者インタビューにもご協力いただいた細谷豊明さんの農園でも、この日、ご友人を招待してのみかん狩りが行われていました。

海と山の近い曽我エリア

山が近いのに、海も見える農園。
ここは、JR御殿場線下曽我駅から歩いて15分ほどの場所です。
農園というと、車やバスで何分も走って…というイメージがありますが、駅から少し歩いたところにみかん畑が広がっていました。

みかん狩りスタート

晴れた空のもと、海を感じながら、みかん収穫。
それだけでも楽しいのですが、収穫しながらいろいろな会話が生まれたりするのも面白さの一つです。

自然あふれるエリアでも、実は便利

「自然が多いのは癒やされますし、買い物も車で10分行けば、鴨宮エリアの大きなショッピングモールに出られます。車や原付といった交通手段は必要にはなってしまいますが、それさえあればホントに最高の環境ですよ」と、細谷さんは話します。

(※細谷さんの移住までの軌跡はこちら)
未経験から新規就農者へ。小田原移住で開けた「農家」という生き方【細谷さん・移住・農業】

細谷さんも、下曽我に来るまではこのエリアの事は知らず、来てみて自然の豊かさに驚きました。
それでいて買い物環境も整っていることから、生活できると思い移住を決意されました。

買い物環境(鴨宮エリア)について

でも、小田原の多くの発信は小田原駅周辺に偏っているとも感じられていて、ご自身が住まわれているエリア、農園のあるエリアの魅力をもっと発信したい、とずっと考えていたようです。

今回、ご友人を招いてみかん狩りを行ったのも、そういった発信の一環でもあるとのこと。
今後、ご友人だけではなく、外部の方も参加できるような体験イベントにするための実験的なイベントとして実施されました。​​​​​

「小田原城以外にもこんなところがあるなんて」

今回、参加された方は東京在住の方が多く、小田原には来た事がない、もしくは、箱根に行く前に小田原駅前に降りて散策したことがあるぐらい、という方がほとんどでした。

みかん狩りをしてみて、このエリアの空気感をどう感じたか伺ってみました。

「お城のイメージはあったけど、みかんのイメージはなくて、こんなに自然があふれる地域とは知らなかった」

「海と山が近くてびっくりした。小田原城以外にもこんなところがあるなんて知らなかった」

「東京からこの近さで、海と山がこんなに近い場所は他にないと思う」


と、来る前に比べて、大きく印象が変わったようでした。

「僕でよければいつでも移住に関する相談をいただいても大丈夫です!小田原にはそうやって新しい人を助けたいと思っている人が多いと思いますよ」と細谷さんは話します。

「やっぱり一度来てみないとわからない事は多いと思います。写真や動画では伝わり切らない、嗅覚や触覚も含めた感じを、住む場所を選ぶ上で体感する、というのはとても大事だと思います。収穫体験をきっかけに、多くの人にまずは”このエリアを体感”してもらって、地域とつながるきっかけにできればと思っています」 
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その地域の新しい風である「移住者」が、また新しい風を呼び込んで来る、そんな循環がこの曽我エリアでも起こり始めているのですね。

2023年の冬のシーズンの収穫時期は終了してしまいましたが、来年の冬のシーズン、機会があれば、みかん狩りに参加するのはいかがでしょうか? 新しい出会いが待っているかもしれません!

取材場所

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