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移住

2018.10.10

小田原移住レポート【瀬戸智弘さん】

オダワラボ研究員の守屋です。
小田原は市民ランナーにとって走りやすい!ということで、「小田原で走ろう」シリーズでは、市内のジョギングコースの紹介を行なってきました。
瀬戸智弘さん

瀬戸智弘さん

今回は、実際に小田原に移住された市民ランナーへ取材し、小田原の走りやすい点などを語っていただきました。

取材したランナーは瀬戸智弘さん

実は瀬戸さんはただの市民ランナーではなく、元実業団の選手として5000m日本歴代25 位の記録や、クロスカントリー日本代表選手として活躍した経験を持つ実力派ランナー。現在は、小田原の湘南ゴールドエナジーランニングクラブや小田原ナイトランナーズなどで、大会などに出場しています。

実業団の選手として華々しい成績を残し、競技を引退した後に小田原に移住された瀬戸さんから見た、小田原の走りやすい点とは・・・?

守屋:こんにちは。本日はよろしくお願いします。
瀬戸さんは現役を引退し、小田原に移住されてからも定期的にランニングを続けていますが、小田原は市民ランナーにとって走りやすいでしょうか?

瀬戸さん:小田原は私が以前住んでいた東京などに比べて、自然が多い点がとても良いです。
また、ちょっとした歴史的な遺構や観光地なども多いので、ただランニングをするより、目的を作りやすいと思います。
ただ単に40 分走る、10km走るという目標だと、どうしてもきつく感じてしまいます。
それよりも「ここに行こう!」という場所の目標を決めると、走ることも楽に感じます。
例えば、諏訪の原公園やわんぱくらんど、隣町の箱根湯本駅などテレビに出る観光スポットも近隣に多くあるので、テレビで映った場所やネットで調べた場所などを目標にすることが多いですね。
グーグルマップで小田原を見ると本当に気になる場所がたくさんあります。

守屋:移住された方ならではの視点ですね。私は小田原で幼い頃から育ったのですが、市内の細かいスポットを気にしたことはありませんでした。史跡なども、知らない場所の方が多いと思います。

瀬戸さん:ランニングの後、走った場所をインスタグラムにあげているのですが、あまり知られていない場所もあげていきたいと思っています。

守屋:目標とするスポットが数多くあるという点だけでも、走る気持ちが湧いてくる町ということですね。

瀬戸さん:後は、適度に人が少ないところも走りやすい点ですね。特に私は久野とか箱根方面を走ることが多いのですが、上り坂、下り坂などの起伏が適度にあるので普通にランニングしているだけでも心肺機能を鍛えられます。
市民ランナーにとっては練習しやすい環境だと思います。いろんな筋肉も鍛えられますし。
反対にサイクリングコースや酒匂川沿いは平坦なので、ちょっと走るときや初心者の方も無理なく走れるのがお勧めです。
長く走りたいときは大雄山や箱根、林道などいろんなところに行きます。
信号も少なくリズムよく走ることができます。
城山競技場も駅から近いのも良いですね。
いろんな競技場に行きましたが、なかなか新幹線の駅から歩いていける競技場はないですね。
守屋:小田原ならではの走る楽しみなどはありますか?

瀬戸さん:走る度に新たな発見があるのは良いですね。先ほども少し話しましたが、本当に史跡がたくさんあります。
後は、走る楽しみとは少し違うんですが、走るたびに裏道や旧道を見つけることができて、道に詳しくなれるという利点がありますね。自分も含めて外から来た方は同じ道を通ることが多くなりがちなんですが、走ると知らない道をどんどん知ることができます。
町自体が特別に大きいわけではないので、迷っても知っている道に戻ってこれるのも良いですね。
それも含めていろんな史跡を回りながら走ることが楽しいですね。
現在はインターネットで見つけた小田原ナイトランナーズというチームで、定期的にインターバルなどの強度の高い練習もしています。
練習環境はすごく良くて、ランナーも多いのでもっと大会があっても良いのかなとは思いますね。
守屋:ランニング以外の面でも小田原は住みやすいですか?

瀬戸さん:天候も安定していて電車・道路含めて交通インフラが良いですね。

守屋:新幹線があるので市民ランナーの方々も、すぐに他の市町村などの大会にも出場しやすいですよね。

瀬戸さん:箱根、熱海、伊豆、湯河原など近隣に温泉地が多いので、ランニングの疲れも癒すことができて楽しいです。
魚を含めて美味しいお店も近隣に多いので、ランニングのご褒美にもなりますね。
小田原に移住してくる前は小田原城ぐらいしかイメージがなかったのですが、本当に走る環境もよくて住みやすくイメージが変わりました。
農産物含めて良いものがとても多いので、もっと小田原をPR したいと思い、インスタグラムで 「#小田原jog」というオリジナルのハッシュタグを使って記録をつけています。
皆さんにも使っていってほしいですね。
走ると仲間もできて、普段の生活リズムも良くなります。小田原は本当にランナーにとって良い環境です。
#小田原jog の写真1
#小田原jog の写真2
#小田原jog の写真3
↑皆さんも小田原市内でランニングをしたら、「#小田原jog」をつけて投稿しましょう‼
守屋:瀬戸さんの話を伺って、小田原特有の起伏のある道を走ることで、実力も伸びるという点や、反対に平地で楽しく走りながら新しい道や史跡を見つけられるといった点がとても参考になりました。
この記事を見て、小田原市内を走ってみようと思う方や、市民ランナーが1人でも多く増えると嬉しいですね。
私も早速、「#小田原jog」を投稿したいと思います。
本日は、ありがとうございました。

瀬戸智弘さんのプロフィール

瀬戸智弘さん
瀬戸智弘さん
1976-1980 京都
1980-1995 滋賀
1995-2006 山口
2006-2012 東京
2012-現在  小田原市在住

元実業団選手で日本選手権 5000m優勝。
世界クロカン・アジア大会・アジア選手権日本代表。
都道府県駅伝3 区区間賞の経験もある実力派ランナー。
2017年、『ももクロ夏のバカ騒ぎ』内で開催された1500mにも出場。
現在は市民ランナーとして、湘南ゴールドエナジーランニングクラブアンバサダーなどで活躍中。

主な記録

3000m 7.53.16(99.5.28 セビリア国際)
5000m 13.26.84(03.5.10 国際GP 大阪)
10000m 28.00.29(05.4.25 兵庫リレーカーニバル)
ハーフマラソン 1.01.49(04.3.14 山口)
30km 1.29.50 (04.2.15 熊日30km ロードレース)
フルマラソン 2.12.21(07.9.30 ベルリン)

主なタイトル・実績

全日本実業団ハーフマラソン 優勝
福岡国際クロスカントリー 優勝
熊日30km ロードレース 優勝
ニューイヤー駅伝12回出場
1998世界クロスカントリー出場
2000福岡国際クロスカントリー優勝
2002アジア大会出場
2004全日本実業団ハーフマラソン優勝
2005日本選手権5000m優勝
2005アジア選手権出場
2007ベルリンマラソン9位
3000m 日本歴代12 位

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