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移住

2024.06.10

小田原の暮らしの大先輩に「子育て」「鴨宮エリア」「小田急沿線エリア」のことを聞いてみる【マギーさん】

小田原への移住を検討するにあたって 

「小田原に住んでいる人のリアルな声を聞きたい!」 

と思っている方はいませんか? 

 

小田原で生まれ育ち、結婚してからも小田原で暮らしている「小田原暮らしの大先輩」イシイ ユウコさんは現在、小田急線「螢田駅」から徒歩で約25分の地域で夫と2人の息子(高校1年生と小学6年生)の4人で生活しています。

 

今回は、イシイさんに鴨宮エリア・小田急沿線(螢田)エリアの魅力や、小田原暮らしの良い所についてお話を伺いました。 

自転車で行ける範囲になんでもある鴨宮エリア

地元の高校から横浜の専門学校へ進学したイシイさん。地元にいる時は、JR東海道線「鴨宮駅」から徒歩25分ほどのところに住んでいました。その後、横浜市内で就職。ブライダルコーディネーターとして5年間勤務しました。

28歳の時、ご主人と結婚。翌年、長男を出産します。結婚後は鴨宮駅から徒歩10分ほどの場所に住んでいたそうです。

――鴨宮に決めた理由はなんですか?
 

夫の実家と自分の実家の中間地点だったので、ここに住むことにしました。銀行とか、スーパーも近くにあるし、駅もすぐだし。

幼稚園まで歩いて行ける距離もちょうど良くて。その頃わたしは車には乗らなかったので、自転車の前と後ろに子どもを乗せて生活していました。

自転車で行ける範囲に何でもあり、坂もなく平坦な道だからか、小田原の人って自転車で行動している人が結構多いんです。

 

――お子さんが幼い頃はどのような場所で遊ばせましたか?

鴨宮駅から車で10分ほどの上府中公園に行くことが多かったです。砂場にはいつも人がいっぱいいるんです。夏は噴水で遊べるのでいいと思います。

 

上府中公園

車ではなく自転車で連れて行くなら、「酒匂きらり広場」とか「扇町しらさぎ広場」ですね。 

酒匂きらり広場
扇町しらさぎ広場

螢田駅を利用していますが、鴨宮駅へも行けるんです

――イシイさんは長男が5歳(年長)、次男が1歳の時、現在の住まいに引っ越しをされました。現在の最寄り駅はどこですか?

主に利用するのは小田急線螢田駅です。小田原駅に出るとか、小田急線沿いに出かけるなら螢田駅の方が近くて。あと、道も混まないんです。だから螢田駅を利用することが多くて。歩いて25分くらいかな?でも、JR鴨宮駅へも行けるので、横浜・東京方面へ行くなら鴨宮駅を利用します。

 

――お子さんたちはどのようなところで遊んでいますか?

低学年だと近くの公園で遊んで、コンビニに行くくらいです。近くに中ノ町公園、ちょっと離れたところには八反田公園があって。中ノ町公園は子どもたちに人気で、だいたいみんな中ノ町公園に集まっているんです。ドッジボールをやっている子もいますが、ベンチの周りでスマホゲームをしている子もいます。

中ノ町公園
八反田公園

中学生ぐらいになると、ショッピングモール近くの映画館に映画を見に行きますね。電車に20分ほど乗って、平塚駅まで行くこともあります。みんなスマホを持っているから普通に電車とか調べられるので。
 

――連絡を取れるようになったから、ちょっと遠くへ行ってもあまり心配しないのかもしれないですね。では安全面で不安なことはありませんか?

特に安全面で不安を感じることはありません。街灯が少なく、夜は暗いなと感じる場所も中にはあるので、これから住むことを検討されている方はそのあたり確認されたほうが良いかもしれません。

今も昔も、住んでいる人は開放的でウェルカム

――今と昔では子どもたちの様子もだいぶ変わってきていますが、イシイさんが子どもの頃と変わったこと、変わらないことは何ですか?

私が幼いころ(1990年頃)は、鴨宮駅から徒歩25分ぐらいの場所に住んでいました。当時は今あるようなショッピングモールのような施設はなく、田んぼの中に工場があって、近くに団地があって、友達が住んでいたのでそこに遊びにいったりしました。自転車に乗るようになったら、大きい公園まで何人かで遊びにいったり、公園の近くの駄菓子屋に行ったりして遊びましたね。

中学生ぐらいになると、自転車で海まで行ったり、電車で小田原駅まで行って、駅の近くで遊んだりしました。駅の近くのゲームセンターや、当時は国道沿いに映画館があったのでみんなで見に行きました。入れ替え制でもなく、立ち見があったりと、今では考えられないですよね(笑) 

その時と比べると大型のショッピングモールなど買い物・娯楽施設が増えたので、小田原駅周辺に行かなくてもいろいろな用事が済むようになりました。映画館でいえば、大きいシネコンは鴨宮周辺にしかないですし、こちらでいろいろ事足りちゃうというのはありますね。

いろいろ施設は増えましたけど、住んでいる人は変わらないですね。開放的で、何でもウェルカムという感じです。

『いなか』なんですけど、『いなか』過ぎない。

――ところで、イシイさんのお友達やご近所に移住してきた人はいますか?

周りには結婚を機に引っ越してきた人が多いです。東京や埼玉、それから青森や山形から来ている人がいます。

――移住してきた方の小田原の印象はいかがですか?

みなさん「人が話しやすい」「治安がよくて安心できる」と言っていて。また「台風や雪で大変な思いをしなくて済む」とも聞きますが、それは箱根の山に守られているからだと思います。

――イシイさんが感じる小田原の良いところやおすすめポイントは何ですか?

どこへ行くのにもアクセスがいいところ。東京まで新幹線通勤の方もいますよね。

また、暮らし方によっては地元の新鮮な水産物や農産物を食べながら、とても丁寧に暮らせると思います。

でも、たまにはディズニーランドに行ったり、都内に行ったり。ときどきライブにも行きたいという時には日帰りで行けるし。また、自然に癒されたいと思ったら山梨県の忍野八海や静岡県の御殿場にも日帰りできるのもいいですね。

わたしは小田原って「中途半端いなか」だなって思うんです。「いなか」なんですけど「いなか」過ぎない。それが逆にいいなって思います。

――「中途半端いなか」たしかに。それ、いいですね!

あと、子どもたちに小田原のおすすめポイントを聞いたら、 長男が「小田原は食べ物が絶対おいしいと思う!」って言っていました。魚が好きなので。

――地元の新鮮な魚が、近くのスーパーで手に入りますしね。

はい。あと、「人がみんなあったかい」って。

長男が幼稚園の年長になるタイミングで、今の家を建てて引っ越しました。その時すぐそばに住んでいる方が声をかけてくれたんです。地域の子育てサークルに入ったのも、その方が誘ってくれたからです。

うちの子どもたちもそのお家のお子さんたちと、大きくなった今でも変わらずに仲良くしているので……。長男はそんなご近所付き合いから「人があったかい」って感じ取ったのかもしれません。

――なるほど、お子さんたちも小田原が大好きなんですね。お子さんたちもずっと小田原に住み続けてくれると嬉しいですね。

以上、イシイ ユウコさんにお話を伺いました。イシイさんがこれまで過ごしてきた地域は、都会を離れてのんびりと暮らしたい方だけでなく、子育て世代の方にもおすすめの地域です。 

 

今回のインタビューが小田原への移住を考えている方の参考になれば幸いです。 

この記事を書いた人

マギー
結婚と同時に小田原に移住。子育てが落ち着いた頃からWebライターとして活動しています。
歴史ある城下町。海も山もすぐそばにある小田原で、心豊かに暮らしてみませんか?

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