レポート
2019.04.23
小田原の絵描き(たなかきょおこさん)
箱根旅行の帰りに偶然立ち寄った小田原。
「海も近くてなんだかいい街だなぁ」と感じたのがきっかけで
なんの縁もゆかりもない小田原に移住した絵描きのたなかきょおこさん。
まだ1年足らずですが、すでに多くのおだわら作品を描きあげ、都内で個展も開催しています。
ここでは、たなかきょおこさんの素敵なおだわら作品とともに、まちの魅力を紹介します。
「海も近くてなんだかいい街だなぁ」と感じたのがきっかけで
なんの縁もゆかりもない小田原に移住した絵描きのたなかきょおこさん。
まだ1年足らずですが、すでに多くのおだわら作品を描きあげ、都内で個展も開催しています。
ここでは、たなかきょおこさんの素敵なおだわら作品とともに、まちの魅力を紹介します。
小田原とわたし
2016年12月、急に思い立って出かけた箱根旅行。
帰りのバスの終点が小田原だったから、なんとなく最後までバスに乗って小田原に立ち寄ることにした。
城址公園を散歩した後、海まで歩けるようだと浜まで足を延ばした。
冬だというのに浜辺には太陽の光がたっぷりと降り注いで暖かく、思わず裸足になって海に入った。
「御幸の浜」って名前がぴったり、いい所だな、と思いながら日向ぼっこしたのを覚えている。
それから数か月後、引越しをすることにした。
場所はどこでもよかったけれど、都心ど真ん中にいた反動で海の近くで自然が多いところがいいなと思った。
ふと小田原が頭に浮かんだ。スマホで検索したら良さそうな部屋があり、すぐに内見。結局一番初めに検索で見つけた物件が気に入り住むことになった。
いろんなことが流れるように順調に進んでいき、2017年6月に私は小田原市民になった。
タイムマシンに乗って、海で日向ぼっこしている私に「あなたは半年後にこの近くに住んでいるのですよ」と言ったらどんな顔をするだろうか。
そうして住み始めた小田原は、とても居心地がよかった。
どうしてだろう、と考えて思い当たる理由がいくつか。まずは海と山、自然が身近にあること。そして古い建物が驚くほどたくさん残っていること。観光スポットや文化財としてではなく街の至る所に点在し、人々の生活に溶け込んでいることに感動、今なお現役の古い洋館や日本家屋を見つけるたびにうれしくなった。この建物たちを描いて残したい。そう思ってできたのがこのシリーズです。
帰りのバスの終点が小田原だったから、なんとなく最後までバスに乗って小田原に立ち寄ることにした。
城址公園を散歩した後、海まで歩けるようだと浜まで足を延ばした。
冬だというのに浜辺には太陽の光がたっぷりと降り注いで暖かく、思わず裸足になって海に入った。
「御幸の浜」って名前がぴったり、いい所だな、と思いながら日向ぼっこしたのを覚えている。
それから数か月後、引越しをすることにした。
場所はどこでもよかったけれど、都心ど真ん中にいた反動で海の近くで自然が多いところがいいなと思った。
ふと小田原が頭に浮かんだ。スマホで検索したら良さそうな部屋があり、すぐに内見。結局一番初めに検索で見つけた物件が気に入り住むことになった。
いろんなことが流れるように順調に進んでいき、2017年6月に私は小田原市民になった。
タイムマシンに乗って、海で日向ぼっこしている私に「あなたは半年後にこの近くに住んでいるのですよ」と言ったらどんな顔をするだろうか。
そうして住み始めた小田原は、とても居心地がよかった。
どうしてだろう、と考えて思い当たる理由がいくつか。まずは海と山、自然が身近にあること。そして古い建物が驚くほどたくさん残っていること。観光スポットや文化財としてではなく街の至る所に点在し、人々の生活に溶け込んでいることに感動、今なお現役の古い洋館や日本家屋を見つけるたびにうれしくなった。この建物たちを描いて残したい。そう思ってできたのがこのシリーズです。