小田原市

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「ゲストハウスTipy records inn」がイベントを開催する理由

小田原のゲストハウス、Tipy records innを運営しているコアゼです。僕たちは定期的にこのゲストハウスでイベントを開催しています。
宿なのに僕たちがイベントを開催する理由をお伝えしていきます。
まずは、ゲストハウスについて。これは、ライターさんが以前に紹介してくれました。
記事リンク:mi's navi ゲストハウス『音楽が共通言語になる場所』

なぜティピーはイベントを開催しているのか?

Tipyフェス

僕たちはここ、Tipy records innを通して、新しい価値観に触れる瞬間や自分らしくいられる場所を作りたいと考えています。
小田原は旅の通過点になることが多いエリアで、箱根や富士山を目指す人の玄関口になっています。
せっかくたくさんの人が小田原を通過しているのだから、少し足を止めて「小田原の良さ」に気づいて欲しいなぁという思いがずっとありました。
そこで、Tipyや小田原を目的地にしていただくためのキッカケづくりとして始めたのがゲストハウスでのイベントです。
初のマルシェイベントは、2019年秋に開催した「泊まれるおまつりティピーフェスタ」通称ティピフェス。「小田原を目的地に」をテーマの小田原内外の作家さんや飲食店さんを集めて開催しました。
来場者からは「こんな場所があったなんて知らなかった。」「蓄音機の音を初めて聴いて驚いた。」というお声をいただき、その横でマジックショーをみた子供たちは大盛り上がりでした。
 
蓄音機

村田レコードさんの蓄音機。参加者は貴重な戦前のSP盤に耳を澄ませた。

 

出展者からは、「初めての大きなイベントなのにこんなに賑わうのはすごいね。楽しい日に呼んでくれてありがとう。」「古民家でのワークショップはほっこりしてとても良かった。」などなど嬉しい声をいただきました。
ティピフェスの出店の様子

子供たちが熱心に作る、カラフルな石鹸づくりワークショップ。

ティピフェスの出店の様子

お昼ご飯をキッチンカーでテイクアウトする近所の方も。

ティピフェスの様子

自家製天然酵母ぱんDesture(デスチャー)。予想を上回る人出に売り切れになることも。


せっかく住宅街のど真ん中にあるのだから地元の人にもTipy records innを目的地にして欲しい思いはありました。
「名前は聞くけど、どこ?」
「あの辺最近外国人が多いよね。中はどうなってるんだろう?」
などなど関心を持ってくれている様子。だからと言って地元の人は地元で泊まることは滅多になく、「ゲストハウス」を体感できるキッカケ作りとして利用してほしい思いが高まっていったんです。
その後も出店者とのご縁があって、何回かイベントを企画・開催しました。クラフトビールの体験ワークショップやアパレルのポップアップショップ、お弁当のおかずを地元のお店で買い歩く「ティピーの晩ごはん~今夜はobentonight~」などを開催しました。イベントを行ったことにより、地元の人も気軽に遊びに行きやすくなったのだと肌身で感られるようになりました。
地元ではない方にも、
「宿なのにレコード?があるらしいよ。おもしろそう。」
「トークイベントが熱い!行ってみたい!泊まってみたい。」
だったり…Tipyや小田原が旅の目的地になれたら良いなと思っています。
初めて蓄音機の音に触れた瞬間や、出店者として初めて自分のものが売れた瞬間など、小さいながら新しい価値観に触れる事ができる日を作れたなと感じています。
 
TIPYフェス会場
 

Tipyのミニマルシェ

2019年のティピフェスに続いて開催したTipyのミニマルシェ。ティピフェスより規模を縮小し、普段のTipyの雰囲気を感じてもらおうと、2ヶ月に1度開催。毎回ワークショップやアクセサリーの販売、マッサージなどが出店し、子どもからお年寄りまでゆったりとアットホームなマルシェが並びます。
主に出展者は、普段からTipyのスタッフとして働いてくれるメンバーです。デザイナーやイラストレーターなど、いろいろなスキルを持ったクリエイターが多く、いつもとおんなじあったかい雰囲気を彩ってくれています。毎回いくつかの出店者さんは友人などを介して違うコミュニティで活躍している人を呼んでいます。小規模なイベントなので深くつながりをつくることを大切にしている出店者さんにお願いしています。
昔ながらの住宅が立ち並ぶ中に宿があるので、朝のゴミ拾いの時に「今日イベントやってるのでよかったら来てください~!ビーズのアクセサリーがありますよ!」とご近所のマダムをお誘いしたり、宿の隣のおじいちゃんは「一個唐揚げ買って玄関置いといて!」と言い残し自転車で出かけていきます。
小田原に前から住んでいるような感覚になれるのもこのイベントの特徴です。
ティピフェスの様子
玄関
子供

小田原の人の特徴なのか、懐に入ると本当に心温かく迎えていただける方ばかりで本当に感謝しています。何より5月の北條五代祭りでは担ぎ手の少ないお神輿に初めて参加し、とても感謝されました。
それからは道端で会っても「昨日も泊まってたわね。いつも静かで本当に感心するわ」と声かけてくださり、イベント開催時にもいつも立ち寄っていただくようになり、改めて地域の一員になることができたなと実感できました。
最近は、新幹線通勤を希望する人が増えていると聞いたので、地元を感じたいお試し移住にも気軽に利用してほしいなと思っています。

どんな人が出店しているの?

マッサージの仕事をしている青柳なぎささん
バンド活動をしながらマッサージの仕事をしている青柿なぎささん。2階の個室でコミニケーションを取りながらの施術は、多くのお客さんをゆるやかな表情に。
奥津さん
移住者である奥津さん(←紹介動画へのリンク)デザイナー業の傍ら、イベント時にはワークショップも積極的に参加。シアバターの天然素材を使ってオリジナルのリップバームを作り、良い香りが立ち込めて小さな子も「いい匂い!」と言っていたのがとても可愛らしい。
ビーズアクセサリー
ビーズとは思えないほど細かなデザインのemini。気に入ったデザインがあればその場でイヤリングとピアス交換。地元の方も驚く細かな技の数々。

耳つぼ
耳にあるツボをマッサージし、体の気になるところのツボにジュエリーのような針を貼るLittle chui さん。耳つぼってなんだろう?…から施術を受けた方が明らかに小顔になる様子をみな目の当たりにしてお客さんが溢れた。
デニム
デニムポーチやデニムバッグに好きなデザインをつけることができるステンシルワークショップ。子供たちが楽しそうに一生懸命ポンポン叩いて作っていたのが印象的。
唐揚げ
イベント開始から香ばしい香りを漂わせていたFood truck kingさん。自家製ダレに漬け込んだ鶏のもも肉の揚げたて唐揚げが美味しいのはもちろん、お人柄が最高のスパイスに。

居心地の良い空間で来場者の滞在時間が長く、イベント開始から最後までいた親子連れもいるほどでした。
また地域の人がふらっと立ち寄り他のお客さんと話していく。そんな光景も印象に残りました。
「温かい人が住んでいる街、小田原」
それを肌で感じてほっこりした気持ちになれた。そんなイベントに。
出店者のみんなからは、ティピーならではのピースフルな空間、おしゃれな空間にアットホームな雰囲気、漂う唐揚げの香りに包まれて心地よかったなど、出店者のみんなからうれしい声が届きました。

これからのTipy は?

今後もTipy records innでは海外から観光に来るお客様はもちろん、地域の人にとっても新しい価値観に触れる瞬間や、自分らしくいられる場所を作りたいと考えています。
もっと自分の好きな街にしたいなというあなた、是非Tipy records innと一緒に何か始めてみませんか?
オダワラボライターこあぜ氏