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移住

2017.06.01

目をかけてくれるけど窮屈じゃない。
人の距離感がいい。

人に知ってもらえるスピード感がある

こめこめこ 山口さんインタビュー
主人の仕事の関係で千葉県から移住してきたのを機に、自宅で米粉を使った料理教室を開いています。家があるのは市内でも古い地区で、海も近くて近所には漁師さんも多い。以前住んでいた新興住宅地とはだいぶ雰囲気が違います。でも何だか面白そうで、もう直感で不動産屋さんに「ここにします」って。教室の生徒さんには「先生いきなりディープなとこ住んだよね」って言われます(笑)。

生徒さんはほんとに幅広くて、親子教室もやっているので一番ちっちゃい子が3歳、一番上の方は77歳。メニューはパンやケーキから天ぷら、餃子などの家庭料理まで。一番人気はピザですね。

開業してやっと3年目。最初はチラシも配りましたが、徐々に生徒さんが集まると口コミ的に知ってもらえて。小田原に長く住んでいる人ってそれぞれコミュニティを持っていて、私の知らないところで広がっていく。そのスピードを感じました。今では茅ケ崎とか熱海とか、市外から来てくれる方もいます。  

応援してくれる人をまず1人見つける

こめこめこ山口さんと海岸
教室を始めてからずっと米粉を仕入れている老舗のお米屋さんがあるんですけど、その出会いがすごく大きかったです。ちゃんとした米粉は製粉が難しいので、地元でいい米粉が手に入るのはラッキーでした。そしてお店の方がとても顔が広くて、いろいろな人と知り合わせてもらえたのが何より助かりました。「教室の宣伝も兼ねて一緒にイベントに出店しよう」と誘ってもらったり。小田原に住んで初めは知り合いもほぼいませんでしたけど、最初の1人に恵まれて30人、60人と人脈を広げていけました。ゼロをいきなり100人にするのは大変ですけど、まず1人なら何とかなります。

あと、若い人たちがしっかり街のことを考えていて、交流イベントをいろいろ企画している。もうやり過ぎじゃない(笑)っていうくらい。
そこに出ていけば、自然とつながりができます。小田原には自分で何か新しいことを起こしている人が多くて、古くからいる人たちも「どうぞどうぞ」って嫌な顔をしない。一度仲良くなった人にすごく目をかける文化があると思います。しかも窮屈にならない範囲で。そんな人の距離感がいいですね。●  
パン教室
こめこめこ 教室風景
こめこめこ 教室風景
こめこめこ レッスン風景
こめこめこ レッスン風景
小田原市 料理教室 こめこめこ

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